「分娩の種類」の下線部分の解答
1 流産とは妊娠22週未満の分娩をいう
2 早産とは妊娠22週以降妊娠37週未満の分娩をいう
3 正期産とは妊娠37週以降妊娠42週未満の分娩をいう
4 過期産とは妊娠42週以降の分娩をいう
「分娩介助手順」の下線部分の解答
分娩室入室の目安
子宮収縮 | 先進部の状態 | 子宮口 | |
@初産
|
間歇で1〜2分,発作50秒以上で、やや強度の収縮 | 骨盤に深くかん入し、顎部が恥骨結合上に触れず,努責時軽く会陰に抵抗を感じる | 全開大 |
A経産 | 間歇2〜3分,発作50秒以上で,やや強度の収縮 | 骨盤にかん入し、顎部が恥骨結合上2指位に触れ、努責感を訴える | 7〜8p |
B分娩室に適した温度と湿度
温度22〜24℃
湿度50〜60%
C吸引器の圧
100〜200mmHg
Dエタノールでの消毒の理由
・エタノールを用いると、一般細菌では70〜90%が不活化できる(20℃で15秒以上浸した場合)
E1分間流す理由
1分間以上流すのは、水道管内の古い滅菌水を排出するため
F消毒液の作成法
深型べースンで5分目は約3000cc
塩化ベンザルコニウム液による消毒(小林寛伊:消毒、滅菌ガイド.中外医学社)
・手術部位の皮膚 0.1〜0.2%
・手術部位の粘膜,皮膚・粘膜の創傷部位 0.01〜0.025%
・医療器具 0.1%(水1000ccに10%液10cc)
・膣洗浄 0.02%(水1000ccに10%液2cc)
G外陰部消毒の目的
外陰部およびその付近に存在する種々の細菌による産婦の外性器や泌尿器,胎児への感染予防を目的として,外陰および大腿内側の消毒を行う
H外陰部消毒の順序
I先進部が鵞卵大程度に見えてきたとき
J先進部が排臨しはじめたとき
K会陰保護の機能
1.娩出力の方向調整
2.娩出速度の調整
3.胎児の娩出方向の調整
L肛門保護
脱肛の予防と努責の誘導に有効である
M顔面の清拭の理由
児の顔面を清拭することで鼻・口周囲の羊水・粘膜・血液を除去し第一呼吸を助けるとともに,呼吸した際の気道内の異物の吸引を防ぐ目的がある
N左側臥位にする理由
後羊水,血液を児の顔に浴びせないため
O会陰縫合部の異常
・子宮内・膣壁からの異常出血
・きつすぎる縫合による腫脹
・強すぎる疼痛
P分娩2時間後に帰室してもよい条件
一般状態が安定している
分娩第4期までの出血が500ml以下
気分不良などがない